専門必修科目「創造理工リテラシー」は、これからの大学生活をスムーズに送るための助走となる5学科共通の初年度教育科目です。2022年度はオンデマンド方式による6回の「講義」と、教室で約30名にわかれて作業する8回の「演習」の組み合わせで実施しました。
授業は大テーマの元に構成されます。2022年度の大テーマは「IoTを活かすまちづくり、ひとづくり」でした。「講義」授業では各学科の先生方による大テーマに関する最新研究についてのレクチャーや、専門的な研究の基礎となる「技術倫理」「AIをめぐる知財の問題」などを学びます。第14回目の講義では、各学科の若手研究者の研究紹介があり、これからの大学生活と近い将来にむけてのイメージを膨らませる機会となります。
「演習」では学生の主体性を重視したグループ学習を中心とした授業が展開されます。初めのグループ学習である「早稲田を知ろう」では、グループごとに早稲田大学の歴史、早稲田出身の著名人、早稲田のスポーツ、大学内の博物館や有名建築物、大学周辺の高田馬場・戸山公園・新大久保の歴史やお勧めスポットなどを実際に調べて発表し、「早稲田文化」を体験します。次のワークショップ演習では、大テーマについてのグループディスカッションを通じてIoTを活かした新システムを考案し、プレゼンテーションを行います。各班の中でプレゼンテーションが優れたグループには「優秀賞」が授与され、そのなかでも特に優れたグループには「学部長賞」が授与されます。演習授業では、その他に初歩的なコミュニケーション演習や、文章の書き方に関する実践的文章演習など、大学生あるいは研究者として必要なスキルに加えて、身につけるべきマナーを学んでいきます。
2022年度
受賞作品❶
2021年度 (大テーマ「IoTを活かすまちづくり、人づくり」)
2020年度 (大テーマ 「AIと歩むまちづくり、人づくり」)
2019年度 (大テーマ 「AIの活かし方 私たちの役割」)
2018年度 (大テーマ 「AIの活かし方 私たちの役割」)
2017年度 (大テーマ 「自動化・知能化が変える社会ー創造理工が出来ること」)