2024.05.10

社会環境工学科・伊藤大知講師が公益社団法人 地盤工学会 令和5年度地盤工学会賞・論文賞(英文部門)を受賞

早稲田大学理工学術院創造理工学部社会環境工学科・伊藤大知講師が、公益社団法人 地盤工学会 令和5年度地盤工学会賞・論文賞(英文部門)を受賞されました。おめでとうございます!

 

本賞は、令和6年3月18日の理事会において決定し、6月5日に開催された第66回通常総会で授与されました。
対象となった論文のタイトルは「Water and soil particle movements inunsaturated bentonite with constrained andfree swelling boundaries」。
受賞理由は以下の通り。
「本論文は、高レベル放射性廃棄物の地層処分におけるベントナイト緩衝材を含む多重バリアシステムについて、建設時に生じるバリア間の隙間を砂またはベントナイトで充填するか否かに関して、緩衝材の吸水過程における水分および土粒子の移動、ならびに、隙間の有無が膨潤特性に及ぼす影響とその定量的評価を課題とした実験および数値解析による研究成果である。実験では変形拘束条件を変えたベントナイト緩衝材の吸水試験を行い、水分移動に及ぼす乾燥密度の影響と水分と土粒子の移動挙動について検討している。高レベル放射性廃棄物の処分という重要な社会的課題に対し、ベントナイトの膨潤過程における水分・土粒子の移動挙動について詳細に検討しており、社会的ニーズに真摯に対応した研究としてその価値は高いと評価できる。以上より、論文賞(英文部門)にふさわしいと認められた。」

 

地盤工学会 令和5年度地盤工学会賞・論文賞については以下をご覧ください。
https://www.jiban.or.jp/?page_id=21752
小峯研究室については、以下をご覧ください。
https://hkomine.w.waseda.jp/