自動車、ロボットから医療機器まで
幅広く機械を学べる学科

総合機械工学科 学部4年
水村 優治郎Mizumura Yujiro
2017年度インタビュー

Q 総合機械工学科を志望した理由から教えてください。

物心つく頃から機械に興味があり、小学生の頃から家にあるものを分解したり組み立てたりしていました。家電、ロボット、車など、機械ならどんなものにでも興味があったので、進学先を迷ったこともあったのですが、総合機械工学科や各研究室のホームページを見て「ここならなんでもできる!」と思って進学を決めました。
もう一つ決め手になったのは、就職に困ることはないと思ったからです。

Q 実際に入学してみて総合機械工学科の印象は?

予想していた以上に、総合機械工学科はいろいろな分野を学べるということに驚きました。自動車、ロボットだけではなく、人工心臓などの医療機器、機械の元になる材料全般、シミュレーションなど、研究分野は多種多様です。さらに、教授陣が皆、最先端の研究に携わっています。ものづくりに興味があればどんな人でも、興味の対象につながることを学べるはずです。
実践的な授業が多い点も特徴です。実験が多いのはもちろん、座学でも企業のエンジニア経験者が教えてくれるなど、実践的な知識を得ることができます。

Q 印象的な授業は?

エンジンをつくる授業があって、「スターリングエンジン」という単純な構造を持つエンジンを作りました。ただ作るだけではなく、グループで作業を分担し効率よく進めることで、より実践的な技能を身につけることができます。
グループワークは総合機械工学科の授業で多く行われています。互いの足りない部分を補い合い、良いところを伸ばせる良い授業形態だと思います。授業を通じて、コミュニケーション能力も鍛えられます。入学時にはコミュニケーションの苦手な学生も、グループワークなどを経験し、「すごく積極的になったな」と驚くこともあります。コミュニケーションの苦手な皆さんも恐れることはありません。

機械の力を活用して
人の生活をもっと豊かに

Q 現在の研究内容を教えてください。

石井裕之准教授の研究室で、自閉症などの発達障害を抱える子どもの支援を目的とした「球体ロボット」の製作に取り組んでいます。この球体ロボットの特徴は、転がって移動するだけでなく、子どもの気を引きつけるため、跳躍できる点です。ゆくゆくは発達障害児と一緒に遊びながら、アドバイザーのような形で子供の可能性を広げるようなロボットにしたいです。たとえば、一つの遊具ばかりで遊んでいたら、自然に他の場所、たとえば砂場に移動させる。砂場で遊んだ後は、手を洗うように促す。そんな風に、発達障害を持つ子どもと新しいインタラクションを創造できるロボットを作りたいです。
将来的には博士課程への進学を視野に、機械の力を活用して人の生活をより良く、より豊かにするような研究に取り組みたいと思っています。そのために、今はいろいろな勉強に挑戦中です。

Q 早稲田大学の良さは?

勉強したいと思ったことをすぐに学べるところです。一般の理系大学では学べないようなことも、本部キャンパスに行けば学べます。僕は「EU・欧州統合研究」という副専攻をとったり、早稲田大学ビジネススクールの授業や、グローバルエデュケーションセンターのワークショップを受講したりしましたが、授業によっては社会人学生との交流もできて、得難い経験でした。
留学生が多いのはもちろんですが、社会人学生の方々と対等に話せる機会が多く、国境や年齢層を超えた交流ができるのも早稲田の魅力だと思います。

Q 最後に、早稲田を目指す受験生にメッセージをお願いします。

学部・学科はしっかりと考えて選んで欲しいです。総合機械工学科は課題もたくさんあり、単位取得が楽な学科ではないので、なんとなく入学すると後悔しかねません。機械に興味がない学生が、あまりにも退屈で学校に来なくなることもあります。
学科選びをするときは、学科のみならず、各研究室のホームページを見てみると、どんなことを研究しているのかがイメージできるのでおすすめです。総合機械工学科の場合、3年以降は研究室によって、勉強する内容が大きく変わります。エンジンを扱う研究室がある一方、シミュレーションのために数学を学ぶ研究室もあったりするので、学科名だけではなく、より細かく見ておくべきです。学科のホームページで紹介されているキーワードを検索するだけでも参考になるかもしれません。
総合機械工学科は機械に興味がある人にはおすすめです。新しいことにも挑戦できるところですので、ぜひ入学してほしいですね。